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ハイドロキノンの肝斑効果について

肝斑とは顔に浮き出た淡褐色のシミのことです。
見分け方としては、淡褐色のシミが目の周りを避けるように左右対称にあらわれるものが肝斑だといわれています。
原因や症状はさまざまですが、多く指摘されているものは、「女性ホルモンの減少」、「紫外線によるダメージ」、「ストレス」などです。

治療法としては、トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンEの内服や、コウジ酸、アルブチン、リノール酸などの外用、またはケミカルピーリングが効果的といわれています。
そして、特に効果が高いとして注目を集めているのが「ハイドロキノン」を含有した外用剤です。

ハイドロキノンは強力な還元作用を持ち、写真の現像薬などにも使用されています。
また、シミのもととなるメラニン色素を作り出すメラノサイトの働きを抑制し、メラニンの産生を抑える働きがあるため、肝斑を元から絶つことができます。

ハイドロキノンは効果が高い一方で、肌に対する刺激も強いため使い方には注意が必要です。
それでは正しい使い方を見てみましょう。

  1. 皮膚の薄い部分に塗布し、赤みや炎症などの異常が表れないかパッチテストをする。
  2. 洗顔直後の使用は避ける。
    角質層の水分量が多くなり、ハイドロキノンの浸透力が高まることで効果が出過ぎる可能性があります。
    20分程度時間を置くか、乳液など洗顔後のケアの後に使うようにしましょう。
  3. シミのある部分にだけ使う。
    他の部分に触れると白斑などのトラブルが起きる可能性があるためです。
    綿棒などを使用して部分的に塗布しましょう。
  4. 皮膚の同じ場所に使い続けない。
    刺激が強いので、皮膚自体の正常な働きを阻害してしまうおそれがあります。
    長期にわたる使用は避けましょう。
  5. 開封後時間の経過したものは使用しない。
    非常に酸化しやすい成分でもあるので、開封後は長期間の保存には向きません。
    効果が弱くなってしまうため、開封後は使用期限内に使いましょう。
  6. 紫外線対策は万全に。
    ハイドロキノンには紫外線に当たるとシミを濃くするという副作用があるため、ハイドロキノン使用期間中は太陽を直接浴びない室内においても対策を万全にする必要があります。

トレチノインとの併用で効果が倍増

ハイドロキノンとの併用をすることで、その効果を高める成分が「トレチノイン」です。
トレチノインには皮膚のターンオーバーを促進する効果があり、シミ治療などに使用されることがあります。

多くのシミは表皮の一番深い層にまでメラニン色素が沈着しています。
ハイドロキノンにはシミの新たな生成を抑える効果がありますが、肝斑を無くす、もしくはごく薄いものにするためには、今あるシミを外に押し出す働きを補う必要があります。

人間の表皮は4週間程かけて生まれ変わると言われていますが、肝斑の治療にトレチノインを併用するとターンオーバーを倍程度まで早めることが出来ます。
ハイドロキノンによってシミの生成が抑えられているため、皮膚の入れ替わりとともにシミの少ない皮膚に変わります。

トレチノインは効果が高い一方で、副作用があります。
それは皮膚の炎症です。治療開始から2週間くらいの間は皮膚が赤みを帯び、ぽろぽろと剥がれ落ちることがあります。
この期間はひりひりとした痛みを感じることがあるかもしれません。
これは皮膚の生まれ変わりが劇的に起こっているために見られる症状で、アレルギー反応とは異なるものです。
その後の4週間で炎症を冷ましていきます。

トレチノインとの併用で気を付けなければいけない点は、できるだけ炎症を悪化させないようにすることです。
かゆみを感じて皮膚を掻く、強い太陽光を直接浴びるなどすると、皮膚にダメージを与えるだけではなく炎症後の色素沈着にもつながるため注意が必要です。
外出時には紫外線予防をし、皮膚がつっぱる感じがする際はオイルなどで保護することもありますが、医師の治療を受けている場合はその指示に従ってください。